2020年1月26日 20:00
「保証人」と「連帯保証人」には3つの違いがある!FPがわかりやすく解説します
自分の借金という意識が必要
連帯保証人は、先述した「催告の抗弁権」「検索の抗弁権の違い」「分別の利益の違い」の3つがありませんので、借りた人と同じ責任がのしかかることになります。つまり、連帯保証人を頼まれたということは、自分が同じ借金をするのだという意識が必要となります。
債務者が返済中も、ちゃんと滞りなく返済できているのか、時折様子をチェックしておかなければ、ある日突然寝耳に水の催告が来る可能性があるのです。
安易に引き受けてはならない
ここまでの内容を知れば、安易に引き受ける人はいないかと思いますが、それでも「安易に引き受けてはならない」と強調しておきたいです。世の中には連帯保証人になってしまったばっかりに、借金苦に陥ってしまった人も多いのです。
善意で行った行為のために、自分や自分の家族の生活を壊してしまい、将来設計ができなくなるケースも珍しくありません。連帯保証人を依頼された時には、慎重すぎるくらいしっかりと検討しましょう。
連帯保証人になる際のチェックポイント
連帯保証人は基本的に断った方が無難ですが、大切な身内や友人などから切に頼まれた場合、無下に断れないケースもあるでしょう。