個人事業主が知っておきたい税金対策まとめ!賢く節税するテクニックをFPが解説
3.課税所得を抑えるための3つのポイント
3つの要素を満たし課税所得を抑えるためのポイントは次のとおりです。
- 3つの要素のうち節税効果の大きい必要経費、各種控除をメインに節税対策を行う。
- 必要経費、各種控除に対する優遇制度などを活用する。
- まめに、漏れなく必要経費を計上し、各種控除を利用する。
以上の3つのポイントをふまえて、必要経費・各種控除の優遇制度や、経費計上(以下、「必要経費として計上すること」)を忘れがちな費用などを具体的に紹介します。
個人事業主の節税に必要経費を活かす方法
最初に、必要経費を活かして個人事業主が節税する方法・テクニックを解説します。
事業に関係するものは必要経費、まめに漏れなく計上
事業の関係する費用はすべて必要経費です。1件1件の額は小さくても、1年間の必要経費を合計すると思った以上に高額になることもあります。
必要経費として計上できるものを理解し、可能なものはまめに漏れなく経費計上することが節税の基本です。
経費計上できるもの
個人事業主が必要経費として計上できる主な費用は次のとおりです。
- 売上原価(原材料費・仕入費用など)
- 従業員への給与、・賃金
- 事務所などの地代、家賃
- 固定資産の減価償却費(費用を所定の法定耐用年数に分割して計上)