子どもためのリトミックとは? 音楽で楽しく育む人格形成の3つの要素
グループレッスンで自然と同世代のお友達と接することで、コミュニケーション能力や協調性を学ぶ場としても効果的です。
この年代のリトミックでは、音楽に反応するだけでなく、即興的に自分の表現をすることで先を考えて動いていく力を育みます。「なんで」「どうして」が多くなるこの年頃のお子さんにとって、好奇心から創作力に移行する力を身につけることは、将来自分で考えて問題を解決していくといった“頭の良さ”が身に付きますよ。
4〜5歳児のリトミックの目的と効果
4歳になると真似っこ期を卒業して、習得したものを組み合わせたオリジナリティーがでてきます。心身の自立と自律を育み、個性を認めて伸ばす時期なのです。リトミックでは、みんなで一緒にやるだけでなく、自分で考えて表現することや、よく見る、よく聞く、よく感じるといった視覚、聴覚、触覚を育てていくことに移行していきます。
さらに5歳になると人間関係を把握してくるので、お友達と協力して何かをするような内容にステップアップしていきます。みんなの前で発表をする場を設けたり、合奏をしたりすることで集中力、積極性、自分で考えて表現する力を育めます。
音楽教育としては、音の高低や譜面を認識できる時期になるので、楽器に触れる機会をつくる教室も多くなるでしょう。