2023年7月19日 10:00
生きる力を育むために 保育園での食育を通して成長する子どもたち
中:そうですね、できるだけ、否定の言葉にならないようには意識しています。どうにか自分の頭の中でプラスに言葉を変換して発してます。例えば、今日は子どもたちが落ちたお米を拾ってくれましたが、落ちてしまったからそれをゴミとは言いたくなかったので、「ゴミ」や「捨てる」といったワードを選ばないようにしていました。あとは、その子にあった声かけをしたいので、それぞれの性格だけでなく、子どもたちのその日の雰囲気とかも考慮しながらやっています。子どものことを考えながらも楽しく食育に取り組めるのは、給食室の先生たちが前向きにどんどん提案をくれるからです。
━━ この取り組みをしようと思ったきっかけや理由を教えてください。また、当日までの準備についても詳しくお聞かせください。
栄養士 松田様(以下、松):栄養士の松田です。
クッキングについては、子どもたちに食に関する充実した経験をしてもらいたいという思いで取り組んできましたが、感染症が流行するなかで接触や集団での行動に制限がかかるようになりました。そのような状況の中、どうやったらクッキングの機会を減らさず、安心して実施できるかを考え、「お手伝い」と「調理」