『スカイキャッスル』日本版ローカライズは成功? 韓国版にはない要素と松下奈緒ら“ハマり役”キャスティングで好調
『スカイキャッスル』(C)テレビ朝日
俳優の松下奈緒が主演し、木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪が競演するテレビ朝日系木曜ドラマ『スカイキャッスル』(後9:00)。オリンピック時期のスタートにも関わらず、初回から5週続けて見逃し配信で再生回数200万回を突破し、好調をキープ。同局が今期最も力を入れているドラマと言っても過言ではない本作について、韓国ドラマのリメイク作という観点から、メディア文化評論家の碓井広義氏に話を聞いた。
■韓国ドラマの日本版ローカライズは成功したのか
同作の原作は、韓国のケーブルテレビ局「JTBC」で2018~19年に放送された『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』。世界的ヒット作『梨泰院クラス』(2020年)を制作した韓国のスタジオSLLが制作を担当し、初回視聴率はわずか1.7%だったものの、最終回では非地上波チャンネルで当時歴代最高の23.8%で記録的大ヒットを収めた。
今回はその『梨泰院クラス』のジャパン・オリジナル版『六本木クラス』(2022年)の制作陣がSLLと再タッグを組んだ日韓共同プロジェクト。『六本木クラス』と同じように、本作も日本版としてローカライズされている。