カプレーゼの拡大解釈、定期的なSNSバズも…モッツァレラチーズは家庭にいかに定着したのか?
さらにモッツァレラの新たなバリエーションとして、2018年に、切る手間が要らないひとくちタイプの「ひとくちフレッシュモッツァレラ」を、2023年に、爽やかなバジル味の「バジルフレッシュモッツァレラ」を発売した。
「カプレーゼやサラダなどいろいろな料理にアレンジできるのがモッツァレラの良さですが、実際に調理する際、賽の目状に切っている方もいらっしゃいました。賽の目に切るのは大変ですし、『小さくしてほしい』と要望もあって『ひとくちフレッシュモッツァレラ』を発売しました。また『味付けをどうしたらいいのか分からない』という方のために、最初から味が付いた『バジルフレッシュモッツァレラ』を出しました。元々モッツァレラはクリスマスなどのイベント時、年に1~2回の登場頻度でしたが、『本当はもっと頻繁に食べたい。でも家で作るのは大変そう』という方が多くて。『ひとくちフレッシュモッツァレラ』は切る必要もなく、サラダに乗せると見た目も可愛いです。お子様からお年寄りまで召し上がっていただきやすいサイズで、一気に食べる機会が増えたようです。
今このひとくちタイプが市場の約4割まで成長しています」
これらを振り返った時の転換点として、「コロナ禍」