カプレーゼの拡大解釈、定期的なSNSバズも…モッツァレラチーズは家庭にいかに定着したのか?
で家庭料理へのとらえ方が変化したことが大きかったと伊佐地さんは分析する。
「コロナの時期は外食ができない分、食卓にエンタメ要素が求められました。その要素を満たすものとして、洋食訴求だけではない広がりも見られました。例えば冬だったらモッツァレラ鍋。伸びるチーズが楽しく、トマト鍋やキムチ鍋ともマッチしました。韓国のトレンドも追い風になり、チーズダッカルビやチーズハットグ、チーズボールなどの韓国料理まで広がり、多くの皆様に受け入れていただけたと思います」
■“桃×モッツァレラ”の大バズでカプレーゼの定義が拡大「まだまだ伸びしろはある」
昨今ではユーザー発信でSNSでのバズレシピが生み出され、さらにモッツァレラチーズの楽しみ方が広がってきているという。
「古くから、モッツァレラの王道料理だったカプレーゼですが、昨今その定義が広がってきています。定番のトマトだけでなく、夏は桃カプレーゼ、秋は柿カプレーゼ、春は苺カプレーゼ。
季節のフルーツとモッツアレラの組み合わせが、SNSで頻繁にバズっているのを見かけます。果物だけではなく、マグロなどの魚介と合わせるなど、さまざまな形で楽しまれています」
『フレッシュモッツァレラ』が発売されて25年目の節目を迎え、今後もモッツァレラチーズのさらなる拡大に向けて取り組んでいくという伊佐地さん。