くらし情報『パリジェンヌの食卓、フランスの発酵 - vol.1 -』

2018年5月31日 10:00

パリジェンヌの食卓、フランスの発酵 - vol.1 -

が作られており、これは「3リットルあたり、(現在の日本円で)100万円の価値がある」と言われていたほど貴重な調味料でした。魚のタンパク質が発酵して分解され、アミノ酸に変わったガルムを入れれば、どんな料理でも美味しく変身し、風味にコクが増すため、貴族階級がこぞって楽しんでいた貴重品。 あのカエサルも好んでいたのだとか。そして、ガルムを作るときに捨てられていた発酵した魚の身を庶民が食べていたことが、アンチョビの起源と言われています。

そんなガルムは、プロヴァンスの沿岸〜スペイン、ポルトガルにかけた地中海沿岸で生産され、現在のフランス領にその一大生産地がまたがっていたと言われます。その生産地があった場所はガリア地方の南西と言われ、この土地にちなんで「ガルム」という名前がついたという訳です。

フランスの発酵食 ③ Salami(サラミ)
パリジェンヌの食卓、フランスの発酵 - vol.1 -


山岳地方で生まれた、シャルキュトリの代表的存在

フランス名産のサラミ「ソシソン・セック」

イタリアに端を発する食べ物、サラミ。

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