産地とつながる食のイベント【東京ハーヴェスト2019】会場レポート
こちらのキッチンカーには「樹上完熟トマトのレッドアイ」など福島の地元の食材を使った限定メニューや、三陸の海幸を活用したオリジナルメニューが並んでいました。
どんな味なのか気になった「海藻ワッフル」。画像を見ての通り、海藻の入ったワッフルにミルクアイスがのったデザートです。ジャージー牛乳と一緒にいただいてみましょう。
海藻の塩っけがアイスの甘さと混ざると”塩スイーツ”のような印象。みたらし風の甘じょっぱいソースがアクセントになっています。沖縄銘菓のちんすこうで「塩ちんすこう味」が好きな人にはおすすめの味。
なかなか前衛的なスイーツと思われるかもしれませんが、以前PeLuLuで紹介した「間伐材を使った杉のケーキ」の開発者で「Mr. CHEESECAKE」も手がけるシェフ・田村浩二さんも、料理人として一次産業の現場に携わる中では、海の幸を最大限に活用したメニューづくりにも取り組んでいるとお話されていました。
たとえば、わかめや昆布の茎など本来廃棄されてしまう海の恵みを料理として蘇らせるなど、「食べられるのに食べていない素材」を”食材”として見直してみることは、生産者や料理人の視点としてだけでなく地球にとって人間にとって今後必要になってくる食の考え方なのかもしれません。