産地とつながる食のイベント【東京ハーヴェスト2019】会場レポート
菊池さんが警鐘を鳴らすのは、食の安全について。
遺伝子組み替えの食品はその量が5%未満であれば、「遺伝子組み換えでない」と表示して良いことになっています。そのため、鶏のエサに輸入トウモロコシを使用していることが多い大規模な養鶏場の卵は、安全だと思って口にしていても、実は薬や遺伝子組み換え食品を含んでいるかもしれないというのが現状だと明示しています。
大野村農園では鶏に納豆、玄米、海藻、3時間煮込んだ魚のアラを発酵させた独自のエサを与えているため、自然の中でストレスなく育った健康的な鶏の卵は、濃厚でコクのある味わいに。
「相馬ミルキーエッグ」を食べてみました!
卵を割ってみると、スーパーで買う卵より黄身の色が薄いことがわかります。
なんとなく黄身の色は濃い方がいいように感じてしまいがちですが、本来黄身の色はレモンイエロー。黄身の色は鶏が食べているエサに含まれる色素が影響するため、エサに何かが混ざっていると当然その色は濃くなります。納豆、玄米、海藻など日本古来の食生活のようなエサを食べている鶏では、黄身の色はこのように薄いのです。
いつも何気なく食べている卵ですが、本当においしいものは黄身が甘くてコクがあります。