この場所はブロンテの小説『嵐が丘』の舞台になっている場所で、ふたりは大はしゃぎするが、その胸中は複雑だ。
映画は、親友だから言えることを描きながら、同時に親友だから言うことをためらってしまう瞬間も数多く描かれる。大きな病を前に不安を抱えるミリーと、そんな彼女に妊娠のことを告げられないジェス。『Losing My Religion』は、叶わぬ恋を身を焦がして“信仰を失う”ほど途方に暮れてしまった男の心情を歌った楽曲で、ふたりが明るく大声で歌うことで、ふたりの複雑な心情がより伝わってくるシーンになっている。
『マイ・ベスト・フレンド』
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