リッカルド・シャイー(ルツェルン祝祭管弦楽団・音楽監督)(c)MarcoBorggreve
昨年就任した新音楽監督リッカルド・シャイーとともに11年ぶりの来日を果たしたルツェルン祝祭管弦楽団(スイス)。夏のルツェルン・フェスティバルのために、世界の一流オーケストラの首席奏者やソリストたちが結集する特別編成のオーケストラだ。10月6日(金)から始まる公演を前に、シャイーと、フェスティバル総裁のミヒャエル・ヘフリガーらが出席して10月4日に記者会見が開かれた。
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会見会場となったのは、ルツェルン・フェスティバルが東日本大震災の復興支援のために提案し、2013年から2015年にかけて松島、仙台、福島で稼働した494名収容の移動式コンサートホール「アーク・ノヴァ」。今回の来日に合わせて、期間限定で東京ミッドタウン芝生広場に再出現した(すでに終了)。ルツェルンと日本とを結ぶ絆の象徴だ。
「ヘフリガー総裁からコンセプトを聞いていたこの建物が実現していること、そこに自分がいることに感動しています」。冒頭にそう述べたあとシャイーは、今回のふたつの公演プログラムについて丁寧に、たっぷりと語った。