刷新される『プルートゥ PLUTO』で土屋太鳳が初舞台
その時は、とにかく全力で食らいつくしかないですね」
土屋が常に「全力」であることは、映像作品やバラエティ番組からも伝わってくる。今回も、既に毎日5キロ走るなどして体力作りに励んでいるほか、手塚治虫の原作にもあたるべく全巻を揃えたところだとか。だが本人にとって、それはただ必要だからやっていることで、特に努力家という自覚はないよう。「真面目とかではなく、必死なだけなんです(笑)。求められていることと持っているものを比べると、不足しているものがいつもあります。本番までにはできていたいと思うから、いつも“間に合えー!”という気持ちです(笑)」
稽古開始に先駆けて行われたワークショップでは、「動いていると感情が出てきて、その感情を大事にしながら次の動きにつなげていくのがダンス。やればやるほど未熟さを感じますが、それでも自分の心と向き合って踊るのが好きだ!と改めて思いました」。強い意志と、高い身体能力と、豊かな感性と。
多くの武器を持って、『プルートゥ PLUTO』の壮大な世界の一翼を担う。「確かに規模の大きなお話ですが、私自身は愛情や憎しみ、迷いや恐れなど、日常にある感情を描いた作品だと感じていて。