くらし情報『東京マハロの新作は女性のセックス依存症がテーマ』

東京マハロの新作は女性のセックス依存症がテーマ

東京マハロ『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』撮影:源 賀津己

東京マハロ『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』撮影:源 賀津己


ドラマ「コウノドリ」「毒島ゆり子のせきらら日記」などを手がけた矢島弘一が、脚本、演出、主宰の三役を兼ねる“劇団マハロ”。その第20回公演『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』が、1月18日、東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。

東京マハロ チケット情報

舞台は昆布漁を主産業とする北海道のある町。携帯電話からは日々、北朝鮮のミサイル発射のアラームが鳴り響いている。昆布漁師を父に持つ鈴子は、自らがセックス依存症であることに悩んでいた。そんなある日、町にセックス依存症の治療のための施設をつくる話が持ち上がる。それと同時に、鈴子と同じ悩みを抱える女性ふたりが東京からやって来て…。

LGBTや不妊症、いじめなど、現代社会における多様な問題をテーマに掲げてきた東京マハロ。
今回彼らが取り上げたのは、なかなか顕在化することがない、女性のセックス依存症という問題だ。本作に登場する女性たちは、幼いころに施設で育った、夫に浮気された、強姦されたなど、依存症に至った理由はさまざま。なかでも主人公・鈴子はある病気が原因となっており、そのどうしようもないやるせなさを思うと、非常に心が痛い。

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