林英哲photo M.Tominaga
和太鼓ソリストとして世界的に活躍、長年にわたって日本の太鼓シーンを牽引してきた林英哲。お正月恒例の『新春コンサートスペシャル』も今回で8回目を数える。が、来年の公演は、特別な想いを持って開催を待っているファンが多いはず。それは、林とジャズピアニスト・山下洋輔とのコラボレーション企画だ。2018年に企画されたが、林が負傷で演奏を断念、山下と太鼓ユニット“英哲風雲の会”との共演となった。そして2019年は、山下が負傷で出演できず、来年こそ、三度目の正直! 大阪で16年ぶりとなる林と山下の『ボレロ』、その繊細かつ迫力あるライブ演奏に期待したい。「3年ぶりのリベンジ。いよいよご一緒に」と、自身も共演を楽しみにしている林が来阪、今回の舞台の内容や意気込みを語った。
林英哲(和太鼓)チケット情報
公演は2部構成。第1部で山下洋輔をゲストに迎える。ラヴェルの『ボレロ』をはじめ、それぞれの新曲をデュオで演奏する予定だ。まずは林が、美術家の人生と作品を太鼓表現で描くパフォーマンスから。今回は、現代美術作家のジョセフ・コーネルをテーマにした『コーネルの箱』。「コーネルの世界は非常に詩的で、箱の中に宇宙を閉じ込めているようなところがあります。