私たちが若手ブランドに求める本当に必要な支援の話《水曜のケセラセラ》
今まではあまりイベント告知がされていなかったこともあり、混雑と呼べる混み具合はなかったのですが、今回は寒い雨が降っていたのにもかかわらず多くの人が訪れていました。ファッション好きの学生や比較的若い方が多く、印象的だったのは普段はなかなか会うことのできないデザイナーさんと緊張気味に話す方や、熱心に服を観察している学生らしき方など。
中には以前からファンだったけどどこで買えるかわからなかった、ようやく実物を見ることができたという方もいました。私も買い物をする時にかなり悩むのが、「欲しいものがあるのに買える場所がない」ということ。特に今はネットで情報をたやすく集められる時代。好きなブランドをインスタで発掘することが簡単になった一方で、買える場所がないというフラストレーションがどんどん溜まっていくのです(笑)始まって間もない小さなブランドは資金力も無く、卸先もなかなか見つからない。ECをやるには人員が足りない、ITがそもそもニガテ、など色々な問題があります。当たり前ですが、いくらインスタグラムを頑張ったところで売る場がないと売れません。
(でも売れないと売る場が作れないという無限ループ。)ファッションブランドの支援は様々な形で行われていますが、単純だけど売る場所を提供するという支援が意外に重要なのではないかな、と今回のイベントで思いました。