ファッションという言葉の意味と正義の話《水曜のケセラセラ》
こんにちは、夏バテが始まっても体重は減りません、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第15回目になりました。前回は七夕と願い事のお話。今回は、最近感じている違和感について。「ファッション」の語源「ファッション」という言葉の意味を考えるようになったのはここ最近のこと。今では多くのアパレル企業が服だけではなく、雑貨や本などライフスタイル分野の商品も取り揃えるようになりました。なんとなくファッション=服だと思っていた数年前と比べると、だいぶお店の雰囲気や品揃えが変わったなと思います。もともと「Fashion」には服飾の意味だけではなく、社会の流れなども含めた流行、様式(今で言うとライフスタイル?)などの意味があり、さらにその語源になったと言われるフランス語の「façon(ファソン)」は仕方・方法という意味を持ちます。
最近、ファッションってある意味その語源通りに使われているなぁと感じるのです。
他人に自分を表現するためのわかりやすい方法が「Fashion」ならば、服を着て「私はこんな人間ですよ」と主張するだけではなく、カフェの写真をアップしたり、何かのファンであることを明言したり、その行動や言動全てがファッションになり得るのだな、とSNSを眺めながらファッションの語源について思いを巡らせたのでした。