2016年11月13日 02:27
10月25日から始まる東京国際映画祭(TIFF)で観ておきたい映画まとめ
四半世紀近い時間がもたらすノスタルジーに、大人は誰もが胸が苦しくなることでしょう。 FCCJにて行われた岩井俊二監督の記者会見の様子東京国際映画祭に先駆け都内のFCCJにて、岩井俊二監督の記者会見が行われました。「正解の定義は難しいと思いながら作っている」「映画市場が活性化することで、アート映画が作りやすくなる」「アニメもすごくつくりたいんですよ」など言葉の節々に深い想いを込めながら回答される岩井監督に、海外プレスも熱い視線を向けていました。当日プレス向けに上映された『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも、初見のプレスが多いなか、鑑賞中声を出して笑っている場面が数多く見受けられました。今後はよりアジアでの作品作りも積極的に行っていくとのことで、すでに中国市場を見据えた作品作りが進行中とのことです。
岩井監督は、先月韓国での『リップヴァンウィンクルの花嫁』公開に合わせたプロモーションにて、日本人として初めて韓国キー局のニュース番組(NHKのニュースウォッチ9のような放送番組だそう)にゲストで招待されています。すでに中韓を中心にアジアではカルト的人気を誇る岩井作品。しかしながら『Love Letter』が公開された1995年当時、政治的理由により韓国の放送電波に日本語を流せず予告編が放映できなかったそうです。