“家族”という厄介な絆を描く『海街diary』の背後に漂う“生と死”の匂い
世の中の酸いも甘いもわからない少女にカレシがいない場合、「恋に恋する状態」などと言ったりします。
でも、30歳過ぎて彼氏ナシの場合、どんな理由があるのでしょう。「いたって大していいもんじゃねえしな」なんて意見もありそうです。辛い現実を知ってしまったわけです。
この際、シングルを満喫しきるために、心の萌えは現実ではなく少女マンガで消化しましょう、ええ、そうしましょう。
「これさえあれば、男なんかいらないわ……」っていう少女マンガ、ご紹介します。
父の葬儀で初めて知った異母妹の存在『海街diary1 蝉時雨のやむ頃』(吉田秋生/小学館 フラワーコミックス)既刊6巻突然ですがわたくし、40過ぎて反抗期がやって来まして、何年か家族と縁を切ってました。
なんか、いろいろ我慢していたことに気付いて馬鹿らしくなって、「次に会うのは葬式でいいや」と思ってたんです。
結局、多少仲直りはしたけど、根本的解決はなさそうなので、この先もなんとなくモヤモヤしていると思います。
家族って、「気が合うから一緒にいる」わけでもないのに付き合いが長いし、「どうせ縁は切れないだろう」という甘えがあるから馴れ合ってるし、しみじみ面倒くさいですね。