くらし情報『ありがちなパターンを裏切る新感覚の遊郭漫画『花街鬼』』

ありがちなパターンを裏切る新感覚の遊郭漫画『花街鬼』

あるあるをどこで裏切るかが作者の力量!
ありがちなパターンを裏切る新感覚の遊郭漫画『花街鬼』

(c)『花街鬼』(桜田雛/小学館 Cheeseフラワーコミックス)既刊2巻
少女漫画でも映画でもなんでも、「よくあるパターン」ってありますよね。
「気になってる男の子となんか事情があって同居することに!」とか(これホント少女漫画頻出ですが)、「ケンカばっかりしてたあいつが気になりだした!」とか。
でも、ストーリー全体がよくあるパターンまみれだと、今話題のロゴパクリ問題と同じく大炎上になってしまいます。なのでクリエイターは、あるあるパターンを組み込みつつ、「どこで読者を裏切るか」で作者の力量を見せるわけです。
裏切ると言っても、読者がガッカリして怒り出さないようなパターンじゃないといけないので、ここもセンスと技術が必要です。

で、今回紹介する『花街鬼』は、江戸時代の遊郭が舞台です(遊郭ものに弱いんです、すみません)。社会派遊郭ものほど重くもなく、ティーンズラブ遊郭ものほどエロシーンもなく(ていうかほぼゼロ)、なんとも異様なムードのお話です。
「蜃気楼」の楼主・芭蕉には、なにやら不思議な力があるようです。
遊女が困っていたり病んでいたりすると願いを叶えてくれるんです。

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