スピリチュアルは不安を預けるためのツールまんしゅうきつこさん×田房永子さんレポ(後編)
――『アル中ワンダーランド』(扶桑社)、『ハルモヤさん』(新潮社)で、人気ブロガーから一躍大ヒット漫画家になったまんしゅうきつこさんと、『男しか行けない場所に女が行ってみました』(イースト・プレス)、『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)などで女性をめぐる社会のありようを鋭く見つめる田房永子さん。
雑誌の対談で初めて会って以来、プライベートでも仲の良い2人が、去る7月31日にトークイベント「きつこと永子の2人会~旦那と宇宙とダウジング~」を青山ブックセンターで開催しました。
パワーストーン、チャクラ、UFOなど、なにやらあやしい精神世界のトピックが次々と飛び出した前回ですが、「作家が書けなくなったら、半分は精霊のせいらしい」という田房さんのお話からは、“自分の外にある大きな力の存在”を仮想することで、不安や悩みからうまく心のバランスを取ろうとしているようにも見えました。
後編となる今回は、2人が催眠療法によって見た前世の話で盛り上がります!
孤独な足軽に、身売りされた女郎……
前世からの使命で生きている2人!?
(左)まんしゅうきつこ(右)田房永子
まんしゅうきつこ(以下、まんしゅう)