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外食産業も娯楽産業も、インターネットもSNSも発達した現在では、ときに風当たりの強い場面に身を晒すことも皆無ではないとはいえ、我々おひとりさまの女性にとって徐々に快適な社会になりつつあるのではないかと思います。1人でも楽しめることはたくさんあるし、それこそこのSOLOのような媒体が、1人で生きることを応援して後押ししてくれます。
「女はやっぱり結婚しないと」「子供がいないと」などと宣う小物は放っておいて、みなさんにはぜひこのまま肩で風切る勢いで現代社会を生き抜いていってほしいです。だけど、そんな我々の前に立ちはだかるのは、旧社会の価値観を引きずった小物ではなく、自分のなかに眠る生物的な本能というか、生き物としての限界なのかなあということを、私は最近考え出した次第です。
たった1人で生きるのは、モチベーションが維持できない?
『うさぎとマツコの往復書簡』(毎日新聞社)
中村うさぎ、マツコ・デラックス(著)
考え出したきっかけは、先日ちらりと読み返していた『うさぎとマツコの往復書簡』。中村うさぎとマツコ・デラックスが、「サンデー毎日」上でやり取りしていた往復書簡を収めた本です。