おひとり旅にふさわしくない「インスタント観光地」って?
横柄な店員の態度で気づいたこと
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おひとり旅のいいところは、誰に気兼ねすることなく、自分の好きな場所、好きな時間に行けることです。
突然のスケジュール変更だって、自分さえOKならへっちゃら。
だけど、おひとり旅であんまりお勧めしない、というか、和久井は「もうゼッタイ! 行かない」と思ってるところがあります。それは「インスタント観光地」です。
普段は静かな町なんだけど「とあるお祭りの日だけ」とか「紅葉シーズンだけ」とか「桜の季節だけ」、評判を聞きつけた観光客がワンワン集まる場所です。
日常的に観光地を担っているところならいいんです。だから、京都にはよく行きます。だけど「インスタント観光地」にはリピーター獲得という概念があんまりないようです。
「とにかくこの時期に稼げるだけ稼いどけ!」
って感じ。
そのため、おひとり客は彼らの目に入りません。
去年の秋に、紅葉を見に行ったんです。ここ10年くらいで突然人が増えた、という場所でした。川沿いの道路には土産物屋飲食店が並び、対岸には真っ赤に燃え上がる木々。それを眺めながらそぞろ歩く観光客。
で、まあそこの飲食店がひどかった、という話です。