これからの社会は「弱い繋がり」で生きやすくなる/ジャーナリスト・佐々木俊尚さん(前編)
会社に所属しているとか、誰かの奥さんとして専業主婦をやっているとか。たとえるなら、壁に囲まれた敷地内でだけで生活していたわけですね。
けれどこれからは、その壁を取り払って、一面芝生が広がっている中に、一人一人それぞれから細い道(弱い繋がり)が伸びている、そんな社会になっていくと思います。そうやって「弱い繋がり」を持てば持つほど、リスクヘッジになるのです。
(後編に続く)
(取材・文/朝井麻由美)
■プロフィール
佐々木俊尚(ささき としなお)
1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経て、フリージャーナリストとして活躍。ITから政治・経済・社会・文化・食まで、幅広いジャンルで、綿密な取材と独自の視点で切り取られた著書は常にベストセラーとなっている。
『キュレーションの時代』(ちくま新書)、『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『家めしこそ、最高のごちそうである。』(マガジンハウス)など著書多数。
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・同世代の繋がりだけではキツイ!崩壊する老後の生き方/ジャーナリスト・佐々木俊尚さん(後編)
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