連載40年、既刊62巻。少女マンガの名作『王家の紋章』で自宅にいながら大冒険へ
王家で言えばメンフィスですね。メンフィスは、イズミル王子が送り込んだスパイ・ルカをまんまと王宮に引き入れて疑いもしないし、ヒッタイトの王宮に忍び込んだはいいけど大した策もなかったみたいで、見つかりそうになってキャロルに犠牲になってもらってるし、ちょっと短絡的で頭が弱そうです。
メンフィスはキャロルとがっつりくっついていただき、あまったイズミル王子は和久井に払い下げていただきたい。
しかもこの作品のいいところは、メンフィスやイズミル王子といったイケメンにはキャロルはいくらでも襲われて抱きしめられてキスされてるのに、その他のアルゴン王といったブサメンからは襲われないんです。
物語に登場するのは、気持ちのいいスキンシップだけ。本当に、少女漫画って都合がいいですね。
62巻も出てるけど、ストーリー自体は単純なので、割とサクサク読めちゃいます。
GW、リア充たちの華やかなSNSを眺めつつ、旅行気分とラブラブ気分に没頭するのはいかがでしょうか。
Text/和久井香菜子
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カップルで感想を言い合うのも面白いけれど、おひとりさまで読むのも面白い。
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