くらし情報『「ひとり」も「ふたり」も、どの関係が尊いかなんて他人にはわからない』

「ひとり」も「ふたり」も、どの関係が尊いかなんて他人にはわからない

そしてそれぞれの関係において、二人の間にあるのが「愛」なのか「打算」なのか「情」なのかというのは簡単には見分けがつきません。
多くの人が憧れるのはそりゃ「愛し合っている夫婦」だろうけど、どの関係が尊くて、どの関係が尊くないか、なんて一言ではなかなかいえないのではないでしょうか。『永い言い訳』や『ベルサイユのばら』を読むと、私はそんなことを考えるのです。

だれがどんな思いで、だれといるかはわからない
となると、ひるがえって我々「おひとりさま」だって、夫婦以上に多様な存在のはず。

「おひとりさま」は一般的に、独身者のことを指すのでしょう。さらにいうと、恋人がいないとか、友達が少ないとか、大勢といるよりも一人で過ごすのが好きだとか、いろいろな要素を連想させる言葉です。
だけどそんな「おひとりさま」であっても、家族や友人、あるいはそれ以外の関係の人で、大切に思う人、情や因縁で離れられない人がいるということもあるわけで。
外から見たら「ひとり」だけど本当はひとりじゃないということもあるし、外から見たら「ふたり」だけど実際はひとり以上にひとりだった、というケースもある。
だれがどんな思いで、だれと関係を結んでいるか・いないかは、外からは絶対にわからないものです。

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