私たちには時間がない!「誰かを誘いたい」のに気が引ける理由
私は大学時代から海外旅行が好きで、社会人になった今でも趣味の一つとして継続している。というか、実はこの原稿もインドの北部・レ―という土地で執筆している。泥まみれの状態でヒッチハイクをしながら移動をしたり、現地人と同じ食事を取りながら会話を楽しんだりするのも好きだ。
でも、仲のいい友達と少し高めのホテルに泊まって、ちょっとロマンチックなバーでカクテルを楽しんで、ああだのこうだの言いながら観光地を巡るのも、きっと同じくらい楽しい。
今年の年末はどこで過ごそうか考えた時、誰か親しい友達と一緒であれば絶対に楽しいだろう、とふと思った。0時ぴったりの花火を見て、初詣をして、お酒を片手に何かしら美味しいご飯を食べる。現地の習慣にならった新年の祝い方をしてもいいかもしれない。最高じゃないか! いい2018年を迎えられそうな気がした。
具体的なことは何も考えていなかったけれど、妄想に妄想が進み、勝手に私の気持ちを盛り上げていたのだった。
…と、折角気分が盛り上がっていたのに、誰かを誘うための壁にガンガンぶち当たっていく。さらに困ったことに、社会人になると時間やお金の使い方が人と合わなくなってくる。旅行なんて誘えたもんじゃない。