くらし情報『好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪』

好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪

2018年2月19日 12:00
 

第34回「選ぶことの責任と楽しさを」

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好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪
(c)つめをぬるひと
今回は「どんなに好きでも、その中からひとりを決めることが難しい。だから、誰かと対になるより、ひとりが幸せだと思ってしまったり」という読者投稿。

その中からひとりを決めることが難しいというのは、好きな人が多くて決められないということだろうか。いろいろな煩わしさが苦手で「ひとりが好き」ということについてはこれまで何度か書いてきたが、今回のような投稿は初めてかもしれない。

好きな人が多いということで思い出すのは、私が中学生の時だ。当時、私は好きな人が多かった。
恋愛の意味で好きだったのかどうかも分からないが、「いいじゃない!みんなかっこいいじゃない!」と思っていた。
中学1年の時、放課後に友人とその場のノリでラブレターを書くことになった。
そして、なんだか書いてるだけで恥ずかしい話だが、その友人が「I LOVE YOUって書きなよ!」という提案をしてきた。
そういうノリが通常運転な友人だったのだ。まだ言葉への責任とか重さがよく分かっていない年代でもある。

最初は躊躇したが、あまりにストレートすぎて逆に面白くなってしまい、本当にI LOVE YOUと書いて、更に自分の名前まで書いてその男の子の下駄箱に入れた。
今思えば、言葉が言葉だけに、ただのいたずらと捉えられたのかもしれない。
当然リアクションはなく、クラス替えという名の終結に落ち着き、そのあとその男の子がどうなったか全く知らない。

特にこのエピソードから今回の投稿へ何かアドバイスが出来るようなことは言えないが、好きな人を1人に決められないなら、いっそのこと全員と距離を置いてみたらどうだろうか。
今回はそんな提案を爪とイラストにしたためてみたのだが、少しベタな回答かもしれないけど、一度リセットすることで忘れられる人はそれ程度の人だということだ。
それでも決められないなら、1人に決めないというのもありだと思う。

いずれにしても、もう私達はI LOVE YOUをノリで言えるような中学生ではない。
好きな人が1人だろうと複数だろうと、選択することに責任と楽しさが付随する大人だ。

Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。
前回記事<「多様性上等」な日本文化。受け入れ体制が整えばもっといい>もチェック!
日本は「おひとりさま文化」が発展している国かも。テーマは「多様性上等」のグローバル化です。

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