好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪
今思えば、言葉が言葉だけに、ただのいたずらと捉えられたのかもしれない。
当然リアクションはなく、クラス替えという名の終結に落ち着き、そのあとその男の子がどうなったか全く知らない。
特にこのエピソードから今回の投稿へ何かアドバイスが出来るようなことは言えないが、好きな人を1人に決められないなら、いっそのこと全員と距離を置いてみたらどうだろうか。
今回はそんな提案を爪とイラストにしたためてみたのだが、少しベタな回答かもしれないけど、一度リセットすることで忘れられる人はそれ程度の人だということだ。
それでも決められないなら、1人に決めないというのもありだと思う。
いずれにしても、もう私達はI LOVE YOUをノリで言えるような中学生ではない。
好きな人が1人だろうと複数だろうと、選択することに責任と楽しさが付随する大人だ。
Design&Text/つめをぬるひと
この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。
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日本は「おひとりさま文化」が発展している国かも。テーマは「多様性上等」のグローバル化です。