南アルプスを一望!絶景を味わい尽くすレストラン兼住居【住まいの設計】
そのために、木造の柱と鉄の梁を使用したハイブリッド構造を採用。耐震性を強化しつつ、大きな窓を取ることに成功しました」(深澤さん)。
そうやって、1階店舗の屋外テラスからはもちろん、店舗内や、2階のキッチン、浴室からも、この絶景を眺められるプランが完成したのです。
また、もとは畑だった土地を購入したため、農地転用という高いハードルもあったそうです。
けれども、周りの農地を利用して、野菜の自主栽培ができるというメリットも生まれました。
■ 自宅も最大限に眺望を生かしたつくりに
「限られたスペースの中で、2階の自宅はリビングを中心に、各部屋を周りに配置。ゆったりできるスペースを確保できるように計画しました」と深澤さん。
主役となるLDKには、北西だけでなく、南西にも大きな窓を設けて、最大限に眺望を生かした住まいを実現。
ただ、年間を通して風が強く吹きつける土地柄に配慮して、リビングダイニング西側の開口部は断熱性も重視しました。
家族の食事をつくる妻は、料理中も景色が眺められることを要望。店舗のテラスと同じ方向にキッチンを配置しました。
さらに、キッチンの先にある広いバルコニーは、まさにアウトドアリビング!
テーブルやハンモックを置き、家族のくつろぎのスペースになっています。