ワインレッドの外観が目印!離れながらつながるヘアサロン兼住居【住まいの設計】
Yさん夫妻が、妻の実家が所有していた敷地にヘアサロン兼住宅を建てたのは2015年の6月でした。
妻は美容師歴20年近くで、夢はもちろん自分の店を持つことでした。
「子育てしながら、ブランクなく仕事を続けさせてあげたかった」という夫の力強い応援もあって、夢を実現させました。
近くに親が住み、子育ての協力を得られるのも安心だったそうです。
■ クルマを運転しながらでも一目で分かる外観に
敷地は155坪あって大きな家ができそうですが、夫妻が建てたのは小ぶりな平屋一戸建てでした。
設計を担当した岡山森さんは、風の抜ける通路を挟む形で、住宅と店の入り口が向かい合う建物を計画。
1階、2階の上下ではなく横並列の配置なので、行き来も快適そうです。
外観はワインレッドのガルバリウムで、一見倉庫風です。
「地元は皆さん車で移動。運転しながらチラ見で“あれやー!”と、すぐ分かる存在にしたかったんです」と妻。
色は夫妻と建築家の岡山さんとで慎重に検討して決めたそうです。
田園風景の中にあって、ワインレッドのガルバリウム鋼板で包み込まれた建物はなかなか目立つ存在です。
あえてヘアサロンの看板を出さず、シンプルにまとめられているところが、潔くてカッコいいですよね。