低温やけど、睡眠障害…知っておきたい住宅設備トラブル4つ
■ 3.「温水洗浄便座」で低温やけど!?
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今では多くの家庭に普及している「温水洗浄便座」。その普及率は6割を超えています。
1年を通して便座が温かいのは快適ですが、皮膚感覚の弱い高齢者には注意が必要です。
独立行政法人製品評価技術基盤機構によると、高齢者が温水洗浄便座を使用して「低温やけど」を負った事故が、平成27年に4件発生しています。
「低温やけど」は、体温より少し高い熱が長時間作用することで皮膚の深部にまで及び、皮下組織が壊死する場合があるため、重傷事故に至るおそれがあるものです。
対策としては、便座の温度設定を「低」にするか、または使用直前まで温めて、使用中は「切」にするなどの方法が推奨されています。
■ 4.「24時間換気」は音がネック?
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新鮮な空気を取り入れて空気中の化学物質を排出し、また結露やカビの発生をおさえる「24時間換気」は、いまの住宅には、設置が義務付けられています。
この24時間換気ですが、換気方式が3種類あります。
そのなかで、給気も排気も機械で行う第一種換気方式は、計画的な換気が可能な反面、ファンなどから発生する異音が、クレームへとつながっています。