楽観的な方が片付け習慣が身につく!心理学を応用した片付け習慣・その9
被験者をグループ分けして、2日間に渡ってわざと大音量の不快な音楽を聞かせます。
GARAGE38 / PIXTA(ピクスタ)
そして目の前にボタンを置いておくのですが、被験者には何のボタンかは説明しません。
ボタンの役割は次の通りになっていました。
- Aグループ:押すと音楽が止まるボタン。
- Bグループ:押しても音楽が止まらないボタン。
音楽を流し始めると、Aグループはすぐにボタンの役割に気づきます。そしてボタンを押して、不快な音楽を止めることができました。
Bグループの被験者もとりあえず押してみるのですが、音楽に変化がないのでそのまま我慢し続けます。
■ ここからが実験の本領発揮!あなたならどうする?
翌日にも、やはり被験者に大音量の不快な音楽を聞かせます。
すると、今度はグループごとに行動に違いが見られました。
- Aグループ:ボタンを押して、すぐに音楽を止める。
- Bグループ:ボタンを押そうとせず、ただ我慢し続ける。
Bグループの被験者たちは「押しても、どうせ止まらない」と、諦めてしまっていたのです。
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
実はこのとき被験者には内緒で、Bグループのボタンも押せば音楽を止められるように付け替えてあったんです。