ひょっとして食事しながら記事を読んでいる方、大変失礼いたします。
今回は介護施設におけるトイレ掃除のお話です。
■ 介護施設に学ぶ「トイレ掃除」
一般家庭のトイレに比べて、「介護施設の共用トイレ」は恐ろしく汚れます。
トイレ介助の際、ズボンを下ろすか下ろさないかのうちに排尿してしまうおばあちゃん(注:介護施設(介護の現場)においては、「おじいちゃん」「おばあちゃん」「お年寄り」と一般的な呼び方を使わず、「ご利用者」「ご入居者様」などと言います)。
何度お願いしても立ちションし、マト(便器)を大きく外れて床を汚してしまうおじいちゃん。
そして最悪なのが、大きい方が間に合わずに、ズボンの裾から漏れてしまうケース。
かようにトイレの床は日々汚染されております。
余談になりますが、介護施設で共用トイレを見ると、そこで行われている介護の質のレベルがどれほどのものか、なんとなく想像できてしまいます。
介護の現場では、利用者のちょっとした体調の変化を見逃さない「気づき」の能力が必要とされますから、経験の浅い職員や日頃から何事にも無頓着な職員が多いと、トイレや廊下などあちこちの汚れが気にならない。