低予算で家賃アップ!? 賃貸オフィス化のメリット・デメリット【なんでも大家日記@世田谷】
賃貸経営において、退去による空室の発生はもっとも大きな問題です。しかし、去るものを追えないのも事実。
僕が経営を引き継いで最初の1~2年は退去が続き、リノベーションのための出費がかさみました。
今回は、予算が底をついた際に実験的におこなった「空室のシェアオフィス化」の顛末をメリットとデメリットをまじえてご紹介しようと思います。
■ オフィス化のメリットは工事費用の安さ!
よりによって、そのとき空室になった部屋はうちのマンションのなかでも設備がかなり古い部屋でした。
お風呂は在来、洗濯機は外置き、トイレもキッチンもかなりの旧型。
まっとうな住居として貸し出すには、それなりの工事費用をかける必要があります。
かといって現状のままでは、借り手を見つけるには、ただでさえ下がっていた家賃(8万5000円)をさらに下げねばならないでしょう。
なんとか安くリノベーションし、家賃を持ち直す方法はないものか……。
そこで思いついたのが「オフィスとして貸し出す」というアイデアです。
うちの妻はフリーランスで仕事をしており、ちょうど自分の仕事場を欲しがっていたところでした。
それなら、同じようなフリーランスの仲間を集めてシェアオフィスとして使ってもらえないかという話になりました。