丸い壁で緩やかに区切った小屋のようなキッチン/住まいの設計
都心のアパートに暮らしていた小川さん夫妻が新居を構えたのは、東京・調布市の郊外ののどかな住宅地。
時を同じくして長男が誕生し、にぎやかな暮らしが始まります。
昔から友人を招いて食事やお酒を楽しむことが大好きなご夫婦が実現したのは、一人でじっくり、ときには大勢でにぎやか、
そんな多彩な楽しみ方ができる、「こもるキッチン」のある住まいでした。
■ 丸い壁で緩やかに区切った小屋のようなキッチン
小川さん夫妻は昔から友人を招いて食事やお酒を楽しむことが大好き。
定番は「ウィスキーの会」などテーマを決めたホームパーティーを開くこと。
とはいえ「以前暮らしていたアパートのオープンキッチンは食事中に洗い物が目に入って気になるし、ニオイもこもりやすくて。日当たりが良すぎるのも落ち着きませんでした」と妻の未季さん。
そこでニコ設計室の西久保毅人さんが提案したのが、キッチンを丸い壁で緩やかに区切るプランでした。
「白ワインの似合うキッチン」をテーマに壁と天井をグレーに塗り、床も一段下げて明るいダイニングと異なる雰囲気に。友人が集まったときは、レストランの厨房のように大勢で料理を楽しむんだとか。