賃貸住宅市場で生き残る切り札に?「別荘つき賃貸」という試み【なんでも大家日記@世田谷】
世田谷のマンションといえば聞こえはいいですが、うちは築50年の小さいマンションです。
現在はなんとか満室の状態を保ってはいますが、これからどうなるかはわかりません。
近所では毎月のように古い住宅が解体され、あとに建つのは賃貸併用型の住宅ばかり。ライバルは増える一方です。
現在の家賃を維持して満室状態を保つには、入居者に魅力を感じてもらうための努力はかかせません。
そこで差別化のアイデアとして思いついたのが「別荘つき賃貸」です。
■ 山小屋の離れを週末スモールハウスにリノベ?
「別荘つき賃貸」という言葉だけだと、リゾートマンションや瀟洒なログハウスが思い浮かびますが、もちろんそんな優雅な話ではぜんぜんありません。
活用するのは、以前もお話しした築古の山小屋の隣に建つ小さな離れ。
ご覧の通り、「別荘」の「べ」の字も感じさせない、小さくて古ぼけた建物です。
母屋に比べると築年数が浅くて状態も良く(それでも築30年越え)、独立しているので単体で利用できます。
この建物をリノベーションして、入居者の方々が利用できる「別荘」として提供してみようというわけです。
しかしネックになるのは、なんといっても建坪3坪に満たない狭小空間。