潜在能力を引き出しネコらしさを堪能できる家【住まいの設計】
という一文に惹かれたそう。
廣瀬さんに伝えたのも「ネコ中心の家にしてほしい」とだけでした。
棚からキャットウォーク、猫寝天井と縦横無尽に遊べる構成に
昨年6月に入居し、キャティオでは短い秋を過ごしました。
まもなく訪れる春のうららかな日のもと、彼女たちはここを駆け巡ったり、のんびりとひなたぼっこしたり、季節を告げる鳥や芽吹き始めた自然に包まれ、思い思いの時間を過ごします。
それを眺めるOさんの幸せな笑顔まで目に浮かぶようです。
■ 潜在能力を存分に発揮できるような猫のための設備
キャティオをはじめ、爪研ぎ柱、キャットウォーク、猫寝天井、猫地窓。
この家のネコのための設備は、数えあげたらキリがありません。
なのに、わざとらしくないのです。
廣瀬さんの言葉を借りるなら「家が猫々しくない」。でも機能はぎっしり。
最近よくある既製品の家に付け足すようなやり方ではなく、そぎ落とすという方法論で構成されたO邸。
自然素材が多用され、住宅の性能もよく考えらています。
例えば棚の最下部に設けられたケージの窓を開け放つと、植栽のある庭から冷えた風が部屋を通り、東側の窓に抜けていきます。