やる気をなくす目標の立て方がある!? 心理学を応用した片付け習慣・その15
しかし、「しまった!できなかった……」という時が問題です。
ゴミや書類が少しでも片付けられなかっただけで、「あぁ、もういいや!」となってしまう。
A_Team / PIXTA(ピクスタ)
テレビを見はじめてしまったら、その時点で「今日はもう無理!」と考えてしまう。
プラナ / PIXTA(ピクスタ)
これが、「どうにでもなれ効果」の怖いところです。
■ 「〇〇する」という、能動的な目標設定に切り替える
まずは、目標設定の仕方を見直してみましょう。
前述の目標は、以下のように言い換えることができます。
- 小さなゴミは、見つけたらその場で拾う
- デスクの上は、何もない状態にしておく
- 片付けが終わってから、テレビを見る(テレビを見たら、片付けをする)
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
「何かを抑制する目標」は、達成できなかった瞬間にすべてが台無しになってしまいます。
しかし「〇〇をする」という目標は、たとえその場で達成できなくても、まだ挽回できるチャンスがあります。
片付け習慣を身につける時には、「〇〇をする」という能動的な言葉で目標を立ててみてはいかがでしょうか。【参考】
※ケリー・マクゴニガル 『スタンフォードの自分を変える教室』