夫婦の寝室を別にして大正解だった理由【住宅ライターの家づくり】
引き渡しからおよそ1年半が過ぎ、実際に一人で眠るようになってどうかといえば……、
シングルベッドとはいえ、自分以外の人の寝返りによる振動や物音を感じずに眠り続けることができるのは、本当に幸せなことだと喜んでいます。
目覚めたときのすっきり感に、大きな変化が生まれました。
また、夜型で朝がてきめんに弱い私が、朝、気持ちよく起きられるようになったのは大きな収穫。
禁煙したとき以上に、時間を有効に使えるようになりました。
職業柄、自宅で仕事をする私にとって、仕事部屋としての書斎は必須でした。
ですが、もしそういう環境が必要ではないご家庭で、書斎やママスペースのようなゆとりの空間としての個室を考えているのなら、それらを兼ねて、寝室を別々にするのもひとつの手ではないか……とも思います。
■ 将来、介護が必要になったときのことも考えた
また、新築の注文住宅の取材をしていて、2階に主寝室を設けるお宅が非常に多いことに気づきました。
40歳を過ぎて家を建てることになり、35年後の年齢を考えると、どうしても介護を意識せずにはいられません。
どちらかが要介護になったときに、階段の上り下りが毎日、毎回、必要になることに不安があります。