羽毛ふとんってどう選べばいい?キャリア25年のプロに聞きました
羽毛ふとんの必要な季節になりました。
フリーランサーとして、羽毛ふとんの企画の仕事をして25年になります。
羽毛は、その断熱性能、保温性、軽さにおいて、他に類をみないほど優れた天然素材です。
水鳥が与えてくれるこの恩恵をむだなく有効に使うことが、私たちの使命と思いながら、羽毛ふとんに関わってきました。
そこで学んだことを基に、ぜひ、みなさんに知っていただきたい「自分に合った一生ものの羽毛ふとんの選び方」について書きたいと思います。
羽毛ふとんとは、ダックまたはグースの羽毛とスモールフェザーを混ぜ合わせたものを、マス目に縫製された生地に充填したおふとんのことです。
生地は通常、中身の飛び出しを防ぐためにダウンプルーフ加工という加工が施されています。
マス目の縫製がなく、後からミシンがけしてキルト状にしたものがありますが、これはタタキと言って、かなり充填量の少ない、ダウンブランケットなどに使用される方法。
ですので、通常の寒さ対策の羽毛ふとんを買う場合は、かならず、ひとマスごとにマチという壁で仕切られたキルト縫製が施されている羽毛ふとんを選びます。
■ 大切なのは、快適な睡眠を得る条件を満たしているかどうか
快適な睡眠を得られる条件として、寝床内温度と寝床内湿度という数値のめやすがあります。