写真家・小林キユウの森をめぐる冒険【あぁ、まさかの倒木!】
異常気象の影響なのか、昨年は例年になく大きな台風が日本列島を襲った。
キャンピングトレーラーを置いてある八ヶ岳も例外でなく、一回はほぼ直撃だった。
自宅の横浜にいながら、テレビの台風状況を見ながら、「大丈夫かな?オレのトレーラー」と不安になってしまった。
■ 山で一番怖いものは…風!
Yama / PIXTA(ピクスタ)
山で一番怖いのは、雨ではなく、風だと思っている。
僕の土地は比較的、水はけもいいし、急斜面でもないので、土砂崩れや川の氾濫などの心配はほぼない。
でも、風は怖い。風はいきなり周辺の木を倒してしまうからだ。
立ち枯れや虫食いで元気のない木が倒れるのはしかたないが、外見は健康そのものの大きな木が台風後にいきなり倒れているのを別荘地内で目撃して、「倒木って怖い」と実感したのだ。
近所の別荘では高さ30mはあるかと思われる針葉樹が倒れこみ、バルコニーが完全に破壊されているのを見てぞっとした。
もしこれが母屋に直撃していたら、この別荘、半壊だったなと思った。
■ 正直、倒木なんて他人ごとだと思ってた
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
僕はこれでも長野の山国育ちで、学生時代は山岳サークル所属。