「DIY型賃貸」はどこまで、どんなことができるの?
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また、借り手自身が工事をしているので物件に愛着が湧き、長い間住んでもらえることが多いようです。
借り手の一番のメリットは、 持ち家と同じように、自分の好きなように改修ができることです。
通常の賃貸住宅ではできないリノベーションもDIY型賃貸借なら行えます。
また工事費を借り手が負担する分、家賃は相場より安くなりますし、原状回復義務がない場合は元に戻すための費用がかかりませんので、トータルの費用が安くなります。
■ 3. 契約で注意することは?
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トラブルが起こらないようにするためには、契約前に、何をやりたいかをはっきりさせておくことが大事です。
どの工事部分をどちらが費用負担するのか、工事を実施するのは誰か、所有権はどちらにあるのか、原状回復義務はあるのか、明け渡し時の精算はどうするかなどを確認しましょう。
DIY型賃貸借は、大家さんにとっても、借り手にとってもメリットが大きい新しい契約形態です。
しかし、契約の時に詳細を取り決めておかないとトラブルになってしまうこともあるので、注意が必要です。