秘密基地っぽい家に住みたい!ヨシダナギさん【すまいの話、しませんか】no.11
様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えて、“すまい”にまつわるお話を伺うこのシリーズ。
それぞれのライフスタイルの中で、「家に求めるもの」や「大切にしているもの」を深掘りしていきます。
第11回目は、アフリカの少数民族を撮影し、『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(小社刊)を上梓した写真家のヨシダナギさんが登場。
ヨシダさんが考える住まいとは、どんな空間なのだろうか?
■ アフリカの家は、ご近所さんもその家の家族のように過ごす場所
「アフリカでは、家は大勢の人がいる空間。人とコミュニケートする場が、家なんですよ」
裸族と心を通じさせるため、自らも服を脱ぎ捨て、裸になってシャッターを切る――。
そんなユニークな撮影方法がメディアに取り上げられて、瞬く間に話題の人となったヨシダさんは、このように話した。
「そこの家族とばかり思っていた人が、『じゃ、帰るね』と家を出て行って、実は近所のおばちゃんだったことが判明したり(笑)。
アフリカの家は、ご近所さんもその家の家族のように過ごす場所。
村人全員が、近所はどんな人たちが暮らし、どんな生活をしているかを把握していて、みんなで助け合って生きているんです」