秘密基地っぽい家に住みたい!ヨシダナギさん【すまいの話、しませんか】no.11
映画『三丁目の夕日』のような世界が、現在のアフリカには脈々と生き続けているのだ。
「今はほとんどなくなってしまった昭和の下町文化めいたものが、アフリカではまだ生きている。
『ちょっと調味料貸して』というような習慣が今も続いていて、それを借りに来た人が家に上がり込んで、ご飯までご馳走になる(笑)。
何かあると、大勢が誰かの家に集まってワイワイやる。
日本では、家はプライベートな空間だけど、アフリカではみんなの空間なんです」
■ 将来は秘密基地っぽい家に住みたい!
子どもの頃は、東京の下町で団地住まいだったというヨシダさん。
お隣さんの家によく上がり込んで遊んでもらったりしたが、その一方でひとり暮らしに憧れていたという。
「居間の片隅にあった丸椅子をテーブル代わりにしてお絵描きして遊んだり、自分の部屋がなかったのでひとり暮らしにはすごく憧れてました。
ただ、昔の私は引きこもりで……。
ところが21歳のとき、突然引っ越ししよう!と思い立って、実際やってみると性格が180度変わった。
“明るい引きこもり”になったんです(笑)」
初めてのひとり暮らしは、代々木のメゾネットタイプだった。