猫が家じゅうをぐるぐる!キャットウォークを張り巡らせた家【住まいの設計】
愛猫のサバ(オス/5歳)が、中尾家の一員になったのはひょんな事から。
数年前、建設会社を営む中尾さんの会社の倉庫で、野良猫が子猫を4匹産みました。
夫妻は子猫の里親探しをしましたが、最後の1匹は行き先が決まりません。
そこでその1匹を、当時住んでいた賃貸住宅で飼うことにしたのです。
ここから中尾さん夫妻の家づくり計画が始まりました。
■ タテにヨコにキャットウォークを張り巡らせて…
「サバがいなかったら、今でも賃貸のままだったかも。家づくりのいいきっかけになりました」と語る夫。
夫妻は、サバがのびのびと暮らせる家を望みました。
猫が縦横無尽に動き回れるように、家じゅうにキャットウォークを張り巡らせました。
吹き抜けによって1・2階がワンルームのようにつながっているので、大空間をぐるぐると回遊できるのです。
2階まで吹き抜けたリビングには様々な長さのキャットウォークが設置されており、梁の上も猫たちの通り道に。
夫が座っているのは猫用に設けられたロフトで、窓から通りを眺められる気持ちのいい場所。
「人間もひなたぼっこができますよ」(夫)。
2階も中庭に面して大きな窓を設けています。