金利だけじゃNG。住宅ローンの計画は「諸費用」も考慮して
住宅ローンを選ぶときの優先順位は「ライフプラン→返済中のリスク→諸費用」という順で考えることがベストです。
大枠から金利タイプを選び、「返済中のリスク」の観点から団信の特約を決め、最後に「諸費用」が高すぎないかをチェックする、という流れで住宅ローンを選択することが大切です。
たとえば、子どもの教育費のピークが間近なため、教育費のピークに金利が上昇すると家計が厳しくなる家庭ならば、毎月の返済額が安定している「全期間固定金利」を選ぶ。
まちゃー / PIXTA(ピクスタ)
子どもは既に社会人で、夫婦が共働きで家計に多少の余裕があるなら、返済期間を短くしても返済が可能なため「変動金利」を選ぶなど、ライフプランから金利タイプを選びます。
つぎに返済中のリスクを考えます。
「フラット35」なら団信加入が必須ではないため、民間の生命保険で残債を支払える金額の死亡保険金が給付されるものに加入していれば、団信に加入しないのも選択肢の1つとなります。
先にのべたように、預貯金などの現金で残債を支払える人も加入を見送ってもよいかもしれません。
ここまでの段階で、自分が選ぶべき住宅ローンがどの商品になるか、候補が絞られてくるでしょう。