金利だけじゃNG。住宅ローンの計画は「諸費用」も考慮して
そして、最後に調べた諸費用の中で削れるものや、ほかの金融機関よりも安いものはないかを探し、月の返済額または、総支払い額が抑えられるものを選びましょう。
2-2団信は返済ができなくなるリスク回避に有効
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団体信用生命保険(以下、団信)に加入すると保険料が金利に上乗せされるので、支払い額が高くなりますが、ローン返済中に契約者が亡くなる、高度障害状態に陥るなどの万が一の場合に、ローン返済者の保険金をもって住宅ローンの残高をゼロにするという、重要な役割があります。
諸費用が安くなるから加入を止めるという人は慎重に考えるべきです。
加入をしない人は、民間の生命保険でカバーできる、返済できる現金を所有しているなど別の方法があるか確認しておきましょう。
■ 3.まとめ
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住宅ローンを組むときは、金利だけでなく、諸費用も考えて総支払い額や月の支払い額を考えないと、月の返済額が多くなり、支払いが難しくなってしまいます。
自分の将来設計と照らし合わせつつ、無理のない返済計画を立てましょう。
ファイナンシャルプランナー(AFP)/宅地建物取引士一般社団法人/家族信託普及協会®会員 吉井 希宥美
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