家づくりマネーの基本:購入予算となる頭金、借入金、諸経費について知る
マイホーム計画で、まず考えなければならないお金のこと。果たして、頭金はいくら貯めればよいのでしょうか?まずは、購入予算となる「頭金」「借入金」「諸経費」についての基本を学んでみましょう。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが解説します。
■ 頭金は物件価格の1割から。定年までに完済できる計画を
マイホ-ム購入にあたって気になるのが、「頭金をいくら貯めておけばいいのか」ということ。一般的には「物件価格の2割程度」といわれます。
しかし畠中さんは「返済能力があれば、物件価格の1割で購入に踏み切ってもいい」とアドバイスします。まったく預貯金がない場合は家計の見直しが先決ですが、頭金が1割程度ある場合は住宅購入を優先したほうがいいとか。
というのも、お金を貯めることを優先し、購入時期を先送りすると、必然的に定年あるいは継続雇用の終了までの期間は短くなるからです。
「住宅ロ-ンを組むときは、定年を迎える年齢までに返済できるよう計画を立てるのが理想です。繰り上げ返済すれば、返済期間を短くできますが、家を建てるなら早めに決断するに越したことはありません」
■ まずは購入予算となる「頭金」