モブキャスト社長が「人づきあいは0か100か」スタンスを貫く理由
きょうご紹介したいのは、『世界70億人をワクワクさせる バカの知恵 ―42歳にして二度の上場を果たした“目覚まし時計”経営論』(藪考樹著、プレジデント社)。
「モバプロ」「モバサカ」「モバノブ」など、おなじみの人気モバイルゲームコンテンツを生み出してきた「モブキャスト」代表による著作です。
表紙には「バカ」と大きくレイアウトされているため、見た目にも大きなインパクトがあります。でも、どうやら単に奇をてらっているわけではなさそう。
つまり、「いまの僕があるのは自分自身が『バカ』だと知っているからだ」と著者はいうのです。
そして自分が「バカ」であることを知るというのは、「無知の知」と言い換えてもいいといいます。無知であると認めたその先に、新たな知性が生まれるという考え方だといえるかもしれません。
■上場企業の社長なのに重度の人見知り
ところでそんな著者は、本人の言葉を借りるなら「重度の人見知り」なのだそうです。
それどころか、人間嫌いといってもいいのだとか。
ところがそれでも、いくつかの会社での営業経験を経て転職した「ベルパーク」という会社を2002年に株式上場させ、さらに2004年には「モブキャスト」